鳥インフルエンザ(H5N6)につきまして

 
11月18日鹿児島県出雲市のツルのねぐらからH5N6ウィルスが検出されて,ニュースとなりました。韓国のアヒルなどでも流行が始まっているようです。中国では,11月20日に湖南省で47才の女性が死亡しました。

 ヒトのH5N6は2014年11月から中国で15人の患者(死亡6人)が発生しており,うち8人が広東省で発生,他1人が広東省からの輸出症例となっております。2015年11月から現在までは11人(うち広東省での発生5人,広東省からの輸出症例1人)です。福建省,海南省,広西チワン族自治区での発生は現在のところありません。
 
 広東省におきましても現在流行しているとの情報はありませんが,鳥インフルエンザA(H7N9)同様,最新情報を随時確認の上、鳥インフルエンザへの感染を予防するため、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。

  ●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
  ●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
  ●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
  ●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
  ●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
  ●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。