2012年度「海口市秀英区石山鎮連携公衆衛生計画」フォローアップ視察

海南省・海口市
2012年度「海口市秀英区石山鎮連携公衆衛生計画」
(視察日時:2017年8月30日)


 2017年8月30日、当館は海口市において「海口市秀英区石山鎮連携公衆衛生計画」プロジェクトのフォローアップ視察を実施しました。

 2012年、日本国政府は海口市秀英区石山中学校の学生、教職員及び周辺2つの村の住民に安全な飲料水及び生活用水を安定的に供給するため、同校の敷地内に井戸、給水塔、ポンプ室を建設し、配水管計1,915mを引くための資金108,783米ドルの援助を行いました。
 プロジェクト完成後は、長期にわたり住民を悩ませていた給水の問題が解決し、生活環境も大きく改善されることとなりました。現在、同地域の住民約2,000人が当援助による水を利用しています。
 視察時、同校付近の飲食店店主からは、「以前までの不安定な給水の状況が改善されて、現在は心配なく安全な水をいつでも利用できるようになった。」旨の説明があり、現地の人々の生活環境が少なからず改善されたことを確認できました。
 このように、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、農村地域の住民の生活・公衆衛生の向上に大きな役割を担っています。当館は、今後も本プロジェクトを通して、日中両国の友好関係がよりいっそう深まることを願っています。