2010年度「広寧県石咀鎮衛生院外来棟建設計画」事後視察

広東省・肇慶市
2010年度「広寧県石咀鎮衛生院外来棟建設計画」
(視察日時:2016年8月1日)

 2010年度、日本国政府は石咀鎮衛生院が直面していた外来棟の老朽化・部屋数不足の問題を解決するために95,735米ドルの資金援助を行いました。
 本プロジェクトの実施により、石咀嚼鎮1.6万人及び周辺の住民の医療環境が改善され、同院のスタッフもより良い環境で安心して診療に専念できるようになりました。視察時には、同院院長から「草の根資金援助によって、衛生院と医療サービスのレベルが向上し、同地域の医療問題が改善され本当に感謝しています。これからも日中両国の友好関係が一層発展していくことを願います。」という言葉が伝えられました。
 現在、同衛生院には診察室、注射点滴室、手術室、治療室、処方室、また各種業務用の部屋等が設置されています。鎮内に1つしかない病院であるため、年間の外来患者数は延べ4万人、入院患者数も400人と多く、現地住民にとって同院と医療スタッフは非常に大きな存在であることが分かります。
 このように、わが国の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は農村地域の住民の生活・医療サービス向上に大きく役立っています。