2012年度「信宜市白石鎮連携小学校改修計画」事後視察

広東省・茂名市
2012年度「信宜市白石鎮連携小学校改修計画」
(視察日時:2016年8月2日)

 2012年度、日本国政府は白石鎮のオウ頭小学校における校舎2棟、教員宿舎、屋外トイレ、校門及び塀の改修に対して106,806米ドルの資金援助を行いました。
 プロジェクトの実施により、同校の生徒264名及び教員が安心して授業を行える環境を確保することができました。視察時には同地のプロジェクト責任者より「私たちは当地の教育に非常に関心を持っています。日本国政府の援助には本当に感謝しており、またこのプロジェクトは日中友好の証であるため、今後も各分野の担当者が責任を持って管理に取り組みます。」という言葉が伝えられました。
 同校では、草の根の援助であることを示す記念プレートが数か所に設置されただけでなく、図書閲覧室には日本の漫画等の書籍もあるため、生徒たちにとっても日本という存在が身近に感じられるようになっています。
 当館は今後も「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を通して、同地域の教育環境と住民の生活がさらに向上し、日中両国の友好関係がよりいっそう深まることを願っています。
なお、本プロジェクト完成にあたってはコクヨ株式会社より同校の生徒へ学習ノート700冊が寄贈されました。