台風26号接近に伴う注意喚起

令和7年11月10日
○台風26号が、11月10日(月)5時現在、フィリピンルソン島(マニラ)西部沿岸に位置し、勢力は徐々に弱まりながらも、11日(火)夜から北東方向に進路を変え、12日(水)午後から夜にかけて福建省沿岸に接近する見込みです。
○最新の気象情報の入手に努め、適切な安全対策を講じてください。

1 中国気象台によると、11月10日(月)5時現在、台風26号(英語名:FUNG-WONG (フォンウォン))はフィリピンルソン島(マニラ)西部沿岸に位置し、勢力は徐々に弱まりながらも、11日(火)夜から北東方向に進路を変え、12日(水)午後から夜にかけて台湾西部沿岸及び福建省沿岸に上陸する見込みです。
10日(月)8時から11日(火)朝まで、南シナ海の大部分、広東省沿岸及び福建省沿岸に強風予報の注意が呼びかけられていますところ、進路上にある海域及びその周辺地域では、強風や大雨のみならず、ところによっては、高波・洪水・土砂崩れ等の被害、航空路線等の各種交通機関への影響も予想されます。

2 つきましては、これらの地域への渡航・滞在を予定されている方は、以下の関連ウェブサイト等を参考に台風情報や現地の気象情報の収集に努め、台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える、あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
また、同地域に既に滞在中の方は、報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策を講じてください。
台風通過後も、地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない二次災害が発生するおそれもありますので注意してください。

3 当館は平常通り開館の予定です。

《 参 考 》
日本気象庁(台風情報): http://www.jma.go.jp/jp/typh/
中国気象局:  http://www.cma.gov.cn/
中国中央気象台: http://www.nmc.cn/

4 万一災害に巻き込まれた場合は、現地の気象当局等が発表する警報等に従って安全確保に努めて下さい。支援が必要な場合やお困りの事態が発生した場合には、いつでも、総領事館まで連絡してください(夜間等:020-83343009)。
台風第26号FUNG-WONG(フォンウォン)は、11月7日0時(同9時)現在、フィリピンの東にあり、時速15 kmで北西に進んでいる。 中心気圧は975hPa、最大風速は60kt(30m/s)となっている。
今後発達しながら西北西に進み、11月9日から10日にかけて非常に強い勢力でフィリピンに上陸する見込み。