上野千鶴子・東京大学名誉教授オンライン講演会を開催

令和7年3月4日
 3月4日、当館は北京華益日盛健康科技有限責任公司との共催により、上野千鶴子・東京大学名誉教授による「日本の超高齢社会と介護保険」をテーマにしたオンライン講演会を開催しました。
 
 上野千鶴子教授からは日本の「超高齢社会」は既に子供との同居ではなく高齢者の単独または夫婦のみの世帯が中心(6割超)となっていること、国民強制加入の年金、医療、介護の3保険及び国や地方自治体の福祉制度により、高齢者の「当事者主権」に基づく手厚い介護サービスや介護産業が発達できたこと、一方で介護労働者の待遇問題もあり、課題もある等の講演をいただきました。約250名の参加者からは質疑応答において日本における保険の使用状況、安楽死問題についての議論の状況についてなど様々な質問がされ、上野教授と聴衆との活発な交流が行われました。