アフリカ豚熱の感染確認に伴う動物検疫の徹底について

令和6年2月5日(火)掲載
本年1月14 日、韓国当局は捕獲された釜山広域市の野生イノシシからASF(アフリカ豚熱)の感染を確認した旨公表しました。釜山広域市におけるASFの感染確認の報告は、昨年 12 月21 日以来であり、当該野生いのししの捕獲地点は、日本への航路があるフェリーのふ頭とも距離が近いため、我が国への本病の侵入リスクが極めて高い状況にあると考えられます。

韓国は地理的にも日本に近いだけでなく、韓国から日本各地への地方路線の復便・増便等の影響により、韓国からの訪日旅客数は昨年12 月末時点で2019 年同月比の300%を超えている状況です。また、動物検疫所における輸入禁止品の摘発においても、韓国由来の畜産物の摘発事例が増加しています。

加えて、本年2月10 日からは、中国、韓国等における旧正月の大型連休である春節が控えており、人や物の動きが一層活発になることが予想されます。
こうした状況を踏まえ、日本国内の動物検疫所においても、特に釜山を中心とするアジア各地からの入国者に対する畜産物の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品及び国際郵便物の検査等を強化するとともに、各地で検疫広報キャンペーン等の啓発活動を行うこととしています。

日本に渡航される方は、下記ウェブサイトの情報やリーフレットを参照し、引き続き、家畜の伝染病や植物の病害虫の侵入防止に係る取組にご協力ください。

○動物検疫に関するウェブサイト
・「輸入動物検疫等に係るFAQ」
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/FAQaboutAnimalQuarantine.pdf

・「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html

・「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html

・「海外からの旅行者の皆様へ」「登山者・キャンパーや山林内で作業する皆さまへ」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/consumer.html

・「maffchannel(動画)【アフリカ豚熱】家畜伝染病は人が無意識に運んでいる?」
https://www.youtube.com/watch?v=j5pgEICDyMs


○リーフレット
家畜の伝染病の侵入防止への協力のお願い

肉製品の日本への持込禁止、アフリカ豚熱ウイルスの侵入防止にご協力ください