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深セン市でのエボラ出血熱感染死亡発生の誤報(報道及び関係当局への確認)

2005年3月29日
在広州総領事館

 

  3月29日付け「南方都市報」は、 深センではエボラ出血熱感染は発生していない、外国報道はまったくの誤報であると政府関係者が調査・確認した旨以下のとおり報道していますが、当館からも 広東省衛生庁 に確認しましたところ、当該新聞報道のとおりであり、他の出血熱(デング熱、ナイル熱、腎症候性出血熱等) が発生したということもないとの回答を得ております 。

 

1.昨28日晩、深セン市政府総当直室から、広東省深セン市にてエボラ出血熱感染が発生したとのインターネット上の報道はまったくの誤報であるとの回答を得た。

 

2.唐 杰介深セン市政府秘書長によると、28日衛生部から世界衛生組織(WHO)中国代表処の関連文書を接到後、直ちに関係部門を通じて本件を調査したところ、深セン市にて中国最初のエボラ出血熱感染死亡事件が発生したとの外国報道(注)はまったくの誤報であり、捏造であると確認した。

 

3.深セン市衛生局の調査報告によると、同局は関連文書接到後、直ちに疾病コントロールセンター(CDC)に対して、関係地区、病院の一斉調査を指示したところ、報道にあるような病例は発生していないことを確認した。深セン税関、深セン出入境検験検疫局はすべて本件につき特別調査を行ったが、類似の事件及び病例は発生していないことを確認した。

 

(注)外国報道概要

 深セン税関職員は密輸犯取締中、国籍不明船舶の中で黒人船員からエボラ出血熱に感染し、すでに多くの者が死亡したが、当局は当該情報を隠蔽している。

 

(了)


 

 
 
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