最近3ヶ月に日本人が関係した
犯罪被害等の状況
(2011年7月~9月)
平成23年11月3日
在広州日本国総領事館
2011年7月1日から9月末までの3ヶ月間に,当館管内(広東省,福建省,海南省及び広西チワン族自治区)において,日本人が犯罪被害に遭った状況は以下のとおりです。
なお,以下に挙げる数字や事例は,邦人の皆様からある程度具体的にご相談のあった内容についてのみ集計しています。つきましては下記2の主な事例をご参考に,ご自身が被害に遭わないように引き続きご注意願います。
1. 概要
(1)今期の犯罪被害件数は34件34名で,前期(2011年4月~6月)比7件7名増となっています(前年同期比6件6名増)。
(2)今期の犯罪被害の内訳は,スリ11件,置き引き11件,ひったくり7件,車上狙い2件,詐欺1件(知人間の金銭消費貸借のトラブル),脅迫1件(取引先とのトラブルから発展),強盗1件となっています。
(3)犯罪被害には計上していない遺失案件(26件26名)にも,真に遺失か盗難被害かの判断ができないケースが含まれています。なお,今期は,タクシー内への置き忘れが目立ちます。
(4)地域別の犯罪被害件数は,広東省29件,福建省5件,他の2省・自治区からの報告はありませんでした。
2.主な事例
(1)強盗
8月に福建省(福州市1件)で発生しています。本事案は,夜間,路上を歩いていた女性が,横付けしたワゴン車内に引っ張り込まれ,男3人組の犯人にカバン,携帯電話,パスポートを奪われたものです。被害女性は,その際,殴打され軽傷を負っています。 ※ 夜間の一人歩きはなるべく控えるようにしてください。また,夜間に一人歩きせざるを得ない場合には,人通りの多い道や商店等が並ぶ明るい道を選んで歩くとともに,短距離であってもタクシー等の利用を考慮してください。
(2)ひったくり
広東省(広州市1件,東莞市3件),福建省(福清市2件)で発生しています。早朝におけるオートバイ2人乗りの犯人による犯行であり,時間帯を問わず注意が必要です。
※ 特に背後から近づいてくるオートバイに注意するとともに,背後から接近されないように車両と対面する側の歩道を歩く,道路側に鞄を掛けない(身体の正面で持つ)等の配慮をしてください。
(3)スリ
広東省(深セン市6件,珠海市2件,広州市1件,中山市1件),福建省(アモイ市1件)で発生しています。
[形態例:駅]
持ち歩いていたバッグのファスナーを開けられ,中の旅券等を盗まれた。
※ 混雑しているイミグレーションや切符売場付近,地下鉄やバス乗車時等には,必ず荷物を身体の正面に持ち,直視できる状態にしましょう。
(4)置き引き
広東省(広州市7件,深セン市2件,珠海市2件)で発生しています。発生場所についてはレストラン及び展示会場での被害が大半です。
[形態例:レストラン]
レストランで食事をした際,椅子の脇に置いていたバッグを盗まれた。
※レストランでの食事中やオーダー中は,荷物等に対する警戒がおろそかになりがちです。貴重品を身体から離さないように心掛けてください。また,複数での食事中にも被害が発生しています。自分の荷物は自分で管理するようにしましょう。
[形態例:展示会場]
展示会場において展示準備中又は商談中,バッグを盗まれた。
※ 犯人は単独に限らず,グループの場合もあります。グループの場合には,共犯者が被害者の注意を引く(商談に割り込む,話しかける等),被害者が荷物を見通せない位置に立つ(壁になる)などしている間に実行犯が犯行に及びます。特に商談中は持ち物に対する警戒心が希薄になりがちなので,貴重品は身体から離さないようにしてください。
(5)車上狙い
広東省(東莞市2件),福建省(アモイ市1件)で発生しています。
[形態例:レストラン駐車場]
レストランの駐車場に駐車し,食事を終えて車に戻ってみると,ガラスが割られ,車内に置いていたバッグが盗まれていた。
※ たとえ短時間でも車を離れる際には,車内に貴重品等を放置しないようにしてください。また,車外から見える場所にバッグ等を置かないようにしましょう。
(了)
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