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在広州日本国総領事館
2010年,当館管内(広東省,福建省,海南省及び広西チワン族自治区)において,日本人が犯罪被害に遭った状況は以下のとおりです。
なお,以下に挙げる数字や事例は,邦人の皆様からある程度具体的にご相談のあった内容についてのみ集計しています。
1.犯罪被害発生件数及び主な内訳等
(1)2010年中の犯罪被害件数は125件(前年比18件減)で,前年に
引き続き減少傾向にあります。
※ 管内居住の日本人が増加(昨年10月1日現在で17,181人が在留。前年同期比1,091人増)する中で犯罪被害が減少したのは,各地公安による街頭犯罪対策及び「広州アジア大会」開催に伴う広東省内における治安強化が奏功したものとも思われます。
(2)犯罪被害のうち,最も件数の多かったのは置き引き41件(前年比増減なし)で,以下,スリ37件(前年比21件減),ひったくり23件(前年比8件増)と続き,前記3罪種に代表される窃盗犯罪(非侵入盗)が被害全体の94.4%を占めました。
(3)その他には,車上狙い14件,空き巣4件,暴行傷害・忍び込み・窃盗その他各2件が発生していますが,2009年に複数件発生した強盗,恐喝等の犯罪被害はありませんでした。
(4)なお,犯罪被害には計上していませんが遺失案件93件(前年比40件増)にも,真に遺失か盗難被害かの判断ができないケースが含まれています。今期は外出中の遺失に加え,タクシー内への置き忘れが目立ちます。
2.地域別発生状況
(1)省別の発生状況は,広東省118件,福建省6件,海南省1件となって
おり,今期は広西チワン族自治区における発生はありませんでした。
(2)広東省内の主な犯罪発生地域は,深セン市48件,広州市34件,東莞市21件で,上記3市が広東省内の発生件数の約87.3%を占めています。
3.被害別特徴
(1)置き引き
広東省広州市(18件:前年比4件増),同深セン市(13件:前年比4
件増)等において発生しています。
レストランやファーストフード店における飲食時のほか,商談会や展示
会の会場における相談時,ブース設置時の被害が目立ちます。
(2)ひったくり
広東省東莞市(12件:対前年比4件増),同深セン市(7件:前年比4
件増)等において発生しています。
従来は夜間,オートバイ2人乗りの犯人による犯行が大半を占めていま
したが,今期は日中,オートバイ単独乗車・徒歩等による犯行も散発的に
発生しています。
(3)スリ
広東省深セン市(21件:前年比14件減),同広州市(8件:前年比3件減)等において発生しています。
混雑する地下鉄・バス内や駅構内において多発しており,バッグ等をナイフで切り裂いて在中品を窃取する悪質な手口も散見されます。
(4)車上狙い
広東省東莞市(5件:前年比1件減),同深セン市(4件:前年比3件増)
等において発生しています。
高速道路のパーキングエリアやレストラン駐車場における短時間駐車の際に被害に遭われています。
(5)その他
ア 暴行傷害
飲食中のトラブル,商談のもつれ等から事件に発展しています。
イ 忍び込み
短期滞在中のホテルやウィークリーマンション等において発生してい
ます。
ウ 空き巣
長期不在時のほか,短時間外出時にも発生しています。
※ 詳細な発生状況や主な事例,及び防犯上のワンポイントアドバイス等につ
いて,当館ホームページ(http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/)内
に「最近3ヶ月に日本人が関係した犯罪被害等の状況」として掲載していま
すので,是非ご一読ください。
(了)
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