1 1日,広西チワン族自治区衛生計画生成委員会は,柳州市在住の30才女性がインフルエンザH5N6陽性と判断され,同市の病院に入院中であることを発表しました。発表によると人に感染すること,流行する可能性は少なく,タミフル等が効果があるので,鳥と接触したり生きた鳥を販売している市場に行った後にインフルエンザ様症状を発症したら,すぐに医療機関を受診して,鳥と接触したことをを医師に伝えるよう呼びかけています。
2 ヒトのH5N6は2014年11月から中国で16人の患者(死亡6人)が発生しており,うち6人が広東省で発生,他1人が広東省からの輸出症例となっております。この冬,広東省,福建省,海南省での発生は現在のところありません。
鳥インフルエンザA(H7N9)同様,最新情報を随時確認の上、鳥インフルエンザへの感染を予防するため、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。