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日本の対中経済協力(政府開発援助:ODA)
     
 

草の根無償支援協力プロジェクト竣工式典

平成22年度福建省寧徳市柘栄県黄柏郷黄柏上水道整備計画

(2011年12月22日)

  

 

 

  12月22日、日本国政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」(以下「草の根無償資金協力」)のプロジェクトとして支援を実施した、「福建省寧徳市柘栄県黄柏郷上水道整備計画」の竣工式が現地において開催されました。

 竣工式には、当館から大手紳太郎副領事が、現地側からは王孝磊・福建省外事僑務弁公室副処長、繆明華・寧徳市外事僑務弁公室副主任、彭東海・柘栄県人民政府副県長及びプロジェクト関係者、また、地元の住民の方々が参加し盛大に行われました。

 

 

  上水道施設の水源の入り口

 (日本政府による援助であることが表示されている)

   

                                竣工式で挨拶する大手副領事                    竣工式の模様

  

 水質が改善された水で乾杯                地元政府関係者と記念撮影

 

 

「福建省寧徳市柘栄県黄柏郷黄柏上水道整備計画」とは

 

 案件名:
  福建省寧徳市柘栄県黄柏郷黄柏上水道整備計画

 

 供与額:
  94,026米ドル(約61.7万人民元相当)

 

 概要:
  福建省寧徳市柘栄県黄柏郷の住民に安全な飲料水及び生活用水を安定的に供給するため、「草の根無償資金協力」により、同省寧徳市柘栄県黄柏郷において上水道施設を整備したプロジェクトです。

 

 社会的背景・ニーズ:
  寧徳市柘栄県黄柏郷は県の中心から22㎞離れたところに位置し、人口約12,700人、海抜659mの山岳地です。お茶・太子参(漢方薬)の生産、家畜業、出稼ぎが農民の主な収入源となっています。2008年以降、同郷では地域の再復興計画が推進され、地質災害の可能性のある村から100戸の村民が同郷に移住し、寧徳市益益久茶叶有限公司が進出してくる等、人口は増加の傾向にあります。

  プロジェクト実施前に使用されていた上水道施設は1986年に建設されたもので、老朽化により配水管に錆が生え、ろ過機能が低下し、水漏れや沈殿物混入等の要因になっていました。水源の水質は鳥類等の糞が入り、衛生状況は極めて悪く、同県予防センターが水質検査を実施したところ、水質基準の指標となる「生活飲用水衛生標準」を満たしておらず、発熱、腹痛、胃腸疾病等の水系疾病を引き起こす可能性が高いことが判明しました。また、堰及び貯水池の給水量は需要に追いついておらず、季節や天候によって供給量が変動し不安定な状況にある等の問題を抱えていました。

  このような現状を改善するため、日本国政府は「草の根無償資金協力」によって、上水道施設を整備する資金を援助しました。

 

 

<プロジェクト実施前の上水道施設の様子>

 

  

     貯水池                           ろ過池(鳥類等の糞が浮いている)

 

<プロジェクト実施後の上水道施設の様子>

 

  

      新設された堰                       水源から各村までの配水管        

   

 新設された浄水設備                 水質が改善された水  

 

        

 村の民家の外に露出した配水管            民家の蛇口から出る水

                           

  

 上水道施設の完成により、地元の住民約4,050人が年間を通じて安定的に飲用水及び生活用水を確保することができるようになり、また不衛生な水の摂取による水系疾病の蔓延を防ぐことができるようになるものと期待されています。

 当館は、安全な水質と安定した給水量を得た地元住民の方々の生活がより向上し、健康が促進され、また同地域の発展がますます促進されることを心より願っています。

 

 


  
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