スペースgif
日本の対中経済協力(政府開発援助:ODA)
     
 

草の根無償支援協力プロジェクト竣工式典

2008年度「海南省臨高県波蓮鎮波蓮中学校女子学生宿舎建設計画」

(2009年12月22日)

 12月22日、海南省臨高県にて、草の根・人間の安全保障無償資金協力によって建てられた「海南省臨高県波蓮鎮波蓮中学校女子学生宿舎建設計画」の宿舎竣工式典が開催された。

 海南省人民政府外事弁公室代表者同席の下、日本国政府を代表して田尻和宏・在広州日本国総領事館総領事らが出席した。当日、生徒達が制作した宿舎の絵が田尻総領事に贈られた。感謝の気持ちが込められた黄色い宿舎の絵は、会場に笑顔と拍手をもたらした。

【プロジェクト概要】

供与限度額:88,291米ドル(約600,384元相当)
被供与団体:臨高県波蓮鎮人民政府 



 波蓮鎮は県内10鎮ある内の一つで、人口は約3万人、農業を中心産業とし、稲作、さとうきび、果物、ゴムの木、野菜を五大作物とする。農民平均年収は2,450元と、県内の貧困地域に当たる。

 波蓮中学校は1958年に建てられ、現在生徒数1,200人(17クラス)、教職員数65人である。2006年に建設された4階建ての宿舎は、面積812平米、24室で、本来192名の学生を収容できるが、同校には職員室等事務棟がないために2階までを事務棟にあてているため、実際に収容できる学生は96名(12室)である。その他1,104名は通学生である。現在約430名の学生が自転車で通学しており、その内270名の学生は8キロ以上離れたところから通学している。

 現在の問題は宿舎不足であるが、特に女子学生の場合、通学路における様々な危険がある等の理由で、3年生を中心に宿舎に入れない場合には通学を諦めたり(貧困な家庭)、他校に転校したりする(学費、宿舎費等が払える家庭)学生もいる。

 このため、当館による現地視察等を経て、新校舎(鉄筋コンクリート製3階建て、615平米、18室)の建設を支援することとなった。完成後、学生は安全な宿舎で生活、学習できるようになり、同校における教育環境は大きく改善された。

 

式典の模様

 

 

 

新しい宿舎の部屋


  
スペースgif