6月19日、広東外語外貿大学内の茶室「佳楽庵」にて、在広州日本国総領事館及び広東外語外貿大学の共催による広州日本茶道交流会を開催しました。
当日は田尻和宏総領事、許国彬・広東外語外貿大学副書記による挨拶の後、裏千家広州駐在講師である村内宗倫先生による茶道に関する解説を交えつつ、同大学で茶道を学ぶ教師・学生が茶道のデモンストレーションを行いました。
今回は普段日本茶道に触れる機会のない広東外語外貿大学東方語言文化学院以外の大学生等約200名を招待し、5回に分けて実施し、全ての参加者が、村内先生と同大学茶道サークルの教師・学生が一緒に手作りした茶菓子と抹茶を楽しみました。また、質疑応答では参加者から多くの質問が出され、茶道に対する関心の高さがうかがわれました。
茶道体験時の質疑応答を一部紹介いたします。
Q:日本の抹茶の作り方について
A:日本の抹茶は新芽が出る頃、太陽の光を遮るため覆いをかぶせ、葉が柔らかくなるように育てます。お茶の葉を摘んだ後は葉を全て粉にして抹茶を作ります。そのため、お茶に含まれるビタミンなどの成分を全て取ることができるため、抹茶はとても身体によいとされています。
Q:抹茶はなぜ苦くないのか
A:日本の抹茶は太陽の光を遮るため覆いをかぶせ、葉が柔らかくなるように育てますが、そうすることによって苦みの成分が少なくなり、お茶に甘みがでます。
Q:茶室のにじり口(茶室に入る際の狭い入口)はなぜ狭くなっているのですか。
A:茶室には武士も商人も身分の差なく、同じように頭を下げなければ入れず、特に、侍は刀を持って入れないようになっているため、茶室に入れば誰でも平等であるという意味が込められています。
Q:日本の茶道は中国茶と違って一回しか飲まないのですか?
A:抹茶は実は何度でもお代わりすることができます。京都の茶事等では2回飲むことも珍しくありません。
なお、今回の会場となった茶室「佳楽庵」は平成19年度草の根文化無償資金協力により日本政府から広東外語外貿大学に供与され、現在では村内先生の指導の下、同大学の多くの教師・学生が茶道を通じて日本文化を学ぶ重要拠点となっています。
田尻総領事挨拶 |
広東外語外貿大学・許国彬党委副書記挨拶 |
茶道デモンストレーション・茶道解説の様子 |
茶道の解説を行う村内宗倫先生(左)と
通訳を務める同大学・邱忠助教授(右)
|
茶道デモンストレーション |
茶道デモンストレーション |
茶道デモンストレーション終了後、
茶室内でお茶を楽しむ参加者 |
すべての参加者が茶道を体験 |
質疑応答の様子 |
多くの学生が茶道やその道具に興味を持った |
-
